『あなたはシンジ君に何を望むの?』
その言葉がアスカの頭の中でこだましていた。
――――――それは相思相愛。
通い合う心がほしい。
でも、それは無理。
不可能なの。
あたしにはそんな資格はないから・・・
「ただいまー」
僕はそう言って家に入った。
アスカは今日、学校を休んだ。
朝、声をかけたけど体がだるいって言っていたから。
アスカが心配だったので、襖を閉めたまま声をかけてみた。
「アスカ、具合どう?」
返事はない。
僕はそっと襖を開けてみた。
アスカはベッドの上でうずくまり、肩を震わせていた。
「アスカ・・・」
「見ないで!!」
アスカは声を張り上げた。
だが、その声は涙声だった。
「見ないでよ・・・」
アスカはもう一度、今度は弱々しく言った。
「どうしたんだよアスカ・・・」
シンジは狼狽しきっている。
「アタシなんかにかまわないでよ・・・・」
「・・・・え?」
シンジはアスカが何を言っているのか一瞬わからなかった。
「なんでアタシにやさしくするのよ・・・・
なんでアタシにかまうのよ・・・」
アスカは下を向き、再び流れ出した涙もそのままに言った。
「好きだから・・・・」
アスカが下を向いて泣いているのを見て、シンジから自然と言葉が出た。
「・・・え?」
今度はアスカがシンジが何を言っているか分からなかったらしい。
「だから、好きだからだよ。」
アスカは半泣きのまま、信じられないといった様子でシンジを見た。
「なんで・・・・・?
2年前にアタシがアンタに何をしたか忘れたの?」
シンジは強い口調で言った。
「そんなことは関係ないよ。理由なんてないんだ。好きなんだよ、どうしようもなく!!」
シンジは気持ちが高ぶったらしく、声を張り上げた。
「ほんとに・・・・?」
「ほんとだよ。だからどこにも行かないで。おねがいだから・・・・」
いつの間にか、シンジの頬にも涙がつたっていた。
「ありがとう、シンジ・・・」
アスカはシンジに抱きつき、胸に顔をうずめた。
そして、シンジとともに泣いた。
今までの苦しみ、そして悲しみを解放するかのように・・・・・
あとがき
どうも、おきだです。
あれよあれよと言う間に、前回の更新から1ヶ月以上たってしまいました(^^;
今回は、本当に文章が成り立たなくて大変でした。
で、書き直していくうちに明らかに文章の雰囲気が変わってますし(笑)
進級して、平和ボケしたのかもしれません(笑)
感想等ありましたらこちらへ
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