無言のまま、夕食が終了した。
二人ともさりげなく振舞っているつもりだったようだが、やはりぎこちなさが出ていた。
食べ終えたアスカは、そのままあてがわれた部屋へ入っていった。
シンジも、食器を片付け終え、そのまま部屋へ帰っていった。
ミサトは表情を険しくして、ポツリとつぶやいた。
「ちょっち手を打つ必要がありそうね・・・。」
そう言うと、ビールを一気に胃に流し込んだ。
『あの子達は不器用すぎるもの・・・』
翌日、ミサトは珍しく遅刻せずにネルフに出勤した。
「あら、ミサト。どうしたの?あなたがこんなに早く出てくるなんて。」
驚きを隠せないリツコは、思ったことを直接聞いた。
「ちょっちわけありでね・・・」
ミサトはそういうと、大きなため息をつき、入れたてのコーヒーを口に含んだ。
「ところで、諜報部長が今どこにいるかわからない?」
「わかるけど・・・なぜそんなことを聞くのかしら?」
ミサトは昨夜のことを簡潔にリツコに話した。
「そう・・・そんなことがあったのね。」
「ええ。だからこのままじゃ埒が明かないから、私が進展させてあげようってわけ。」
リツコは、コンピュータのディスプレイを見ながら言った。
「まぁ、ほどほどにね。」
リツコに聞いた道筋をたどって、諜報部長室にたどり着いた。
「失礼します、作戦部長の葛城です。」
「どうも、どうしたんですか?」
諜報部長の坪井健司は驚いた様子でミサトを見た。
「ええ、昨日のセカンド・サード両チルドレンの行動を知りたいのです。」
「わかりました。今担当に持ってこさせますので。」
そう言うと、坪井は内線で担当者に指示を出した。
しばらく待つと、担当者が部屋にやってきた。
「部長、これです。」
「どうも。ご苦労さん。」
坪井がそう言うと、担当者は一礼をして、部長室から出て行った。
ミサトは、その報告書に見入っていた。
「そういうことだったのね・・・」
ミサトは報告書を読み終えて、こう言った。
「お役に立てたでしょうか?」
坪井はミサトの表情を伺うように言った。
「ええ、とても。ありがとうございました。」
ミサトは坪井に礼をした。
「いえいえ、こちらこそ。」
ミサトは、坪井の部屋を出て、作戦部長室へと帰っていった。
部屋へ帰ってきたミサトは、考え事をしていた。
『このままじゃあの2人はまた同じ事を繰り返してしまうかも知れないわね・・・』
振り回していたペンが、手から机に落ちた。
『一か八か、やってみますか!!』
あとがき
なんか墓穴を掘ってる感じがする(T_T)
難しいほうへ、難しいほうへ自分を追いやっているような・・・
あと、学年末のテストが近いので、執筆ペースがさらに落ちるかもしれませんが、
どうか見捨てないでm(_ _)m