【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<1>嵐の到来

闇の中に、低い電子音が響き、4つの淡い光が現れた。『01』、『02』、『06』、『11』という数字と、『SOUND ONLY』と書かれたモノリス。彼らこそ、世界の政治を影から動かす秘密結社ゼーレのメンバーであり、この仮想空間が、彼らの会議場...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<2>再会

エヴァのパイロットでなくても、自分を見てくれるひとがいる。他人より優れていなくても、自分を認めてくれるひとがいる。それに気付いた時、アスカは背伸びをすることをやめた。勿論、自分一人でも生きていける、という思いは、未だ彼女の中にある。だが同時...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<3>束の間の平穏 A-part

「・・・・・・ただいま」アスカは、玄関のドアが開くと同時に、声を懸けた。だが、答える声はない。どうやら世帯主は、まだ帰宅していないようだった。アスカは自分の部屋に向かうと、明かりもつけずに、そのままベッドへ俯せに倒れ込んだ。桜色の唇から、小...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<3> 束の間の平穏 B part

「アスカ。素直にならないと後悔するって、私言ったわよね?」ヒカリは、アスカを廊下の端まで引っ張って行くと、開口一番そう言った。「碇君のこと、いいの?」「・・・・・・関係ないわ」ぷい、と顔を背けたまま、アスカは答える。「本当に? このままマナ...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<4> 蠢動

「・・・・・・ただいま」明かりの点いていない家の中へ声をかけるのは、単なる習慣だった。この任務の為につけられた『父親』は、まだ帰っていないらしい。明かりを点けぬまま、自分の部屋へ戻る。それを待ち構えていたかのように、電話のベルが鳴った。部屋...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト A part

07:00:00   Tマイナス12:00:00   第3新東京市「これより、『ヘロデ』をスタートする。アトラクションの開始時間は、12時間後。全ては手順通りに。各員の善処を期待する」天と地のはざまで<5>カーニバル・ナイトA part15...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト B part

複数の爆発音が、耳を聾する。見上げた空が、赤く染まっている。「何?!」状況が把握できずに立ち尽くすアスカとケンスケへ、物陰から麻酔弾が撃ち込まれた。抵抗する暇などない。「あ!」「くっ!」首筋に痛みを感じると同時に、急速に視界が狭まり、身体の...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト C part

『サードチルドレン』以外の肩書きを持たないことになっているシンジは、当然ながら何一つ武器を持ち歩いていない。そこで彼は、保安部の武器保管用ロッカーへと赴いた。IDカードと10・キーのパスで、扉を開ける。ダグラス達が持ち出したため、ロッカー内...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト D part

両側から二人の男に挟まれたアスカは、Nerv本部ほどではないが、通常よりも間隔が長いエレベータに乗せられ、更に地下のフロアへ連れて行かれた。隙をついて逃げ出そうかと思ったが、男達はそれほど不用心ではなく、付け入る隙は無い。人気のない通路をし...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<6>アナタニココニイテホシイ A part

チルドレンの救出後、Nerv本部へと連行されたマナは、独房に放り込まれた。ケンスケとは途中まで一緒だったが、武器のチェックと、自殺防止のために、持ち物をすべて没収され、服を着替えさせられる時に別れたきり、その姿を見ていない。マナは、ベッドの...