【未完】最後の奇跡

【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<3> 束の間の平穏 B part

「アスカ。素直にならないと後悔するって、私言ったわよね?」ヒカリは、アスカを廊下の端まで引っ張って行くと、開口一番そう言った。「碇君のこと、いいの?」「・・・・・・関係ないわ」ぷい、と顔を背けたまま、アスカは答える。「本当に? このままマナ...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<4> 蠢動

「・・・・・・ただいま」明かりの点いていない家の中へ声をかけるのは、単なる習慣だった。この任務の為につけられた『父親』は、まだ帰っていないらしい。明かりを点けぬまま、自分の部屋へ戻る。それを待ち構えていたかのように、電話のベルが鳴った。部屋...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト A part

07:00:00   Tマイナス12:00:00   第3新東京市「これより、『ヘロデ』をスタートする。アトラクションの開始時間は、12時間後。全ては手順通りに。各員の善処を期待する」天と地のはざまで<5>カーニバル・ナイトA part15...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト B part

複数の爆発音が、耳を聾する。見上げた空が、赤く染まっている。「何?!」状況が把握できずに立ち尽くすアスカとケンスケへ、物陰から麻酔弾が撃ち込まれた。抵抗する暇などない。「あ!」「くっ!」首筋に痛みを感じると同時に、急速に視界が狭まり、身体の...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト C part

『サードチルドレン』以外の肩書きを持たないことになっているシンジは、当然ながら何一つ武器を持ち歩いていない。そこで彼は、保安部の武器保管用ロッカーへと赴いた。IDカードと10・キーのパスで、扉を開ける。ダグラス達が持ち出したため、ロッカー内...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<5> カーニバル・ナイト D part

両側から二人の男に挟まれたアスカは、Nerv本部ほどではないが、通常よりも間隔が長いエレベータに乗せられ、更に地下のフロアへ連れて行かれた。隙をついて逃げ出そうかと思ったが、男達はそれほど不用心ではなく、付け入る隙は無い。人気のない通路をし...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<6>アナタニココニイテホシイ A part

チルドレンの救出後、Nerv本部へと連行されたマナは、独房に放り込まれた。ケンスケとは途中まで一緒だったが、武器のチェックと、自殺防止のために、持ち物をすべて没収され、服を着替えさせられる時に別れたきり、その姿を見ていない。マナは、ベッドの...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<6>アナタニココニイテホシイ B part

千切られた紙片を、つなぎ合わせる。おおらかな性格のマナらしい、伸びやかな文字。 親愛なる惣流・アスカ・ラングレー様 この手紙が、必ずあなたの手元に届くかはわかりません。あなたが、読んでくださるかどうかもわかりません。(恐らくあなたは、私に対...
【未完】最後の奇跡_03_天と地のはざまで

<7> 終息、そして安息

「・・・・・・質問はこれで終わりよ」エリカは、腕時計に視線を走らせて言った。マナは、思わず溜息を吐く。昨日、今日と、寝る時以外、この部屋に缶詰にされ、ゼーレに関する情報の聞き取りが行われていた。「あなたへの聴取は、以上でおしまい。これから家...