【完結】ルフラン

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第二十一話 終わりの始まり

新第壱拾使徒サハクイエルの引き起こした混乱は、被災地の調査でエヴァンゲリオンの残骸が発見されたことで急速に沈静化した。そしてネルフに向けられていた疑惑の目は、逆に中国政府へと向けられることとなった。国連管理によらないエヴァンゲリオンの所有。...
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第二十二話 異変

新第八使徒迎撃作戦自体の立案は簡単なことだった。要は前回と同じD型装備で火口に潜り、液体窒素を用いて使徒を攻撃すればいいのだ。数千度の熱の中、ATフィールドを中和された上でマイナスに冷やされればいかな使徒でもただでは済まない。そのこと自体、...
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第二十三話 代償

7、8号機が作戦行動の間、霧島、鈴原、二人のパイロットは、緊急事態に備えるため本部で待機していた。もっとも現地からは順調に作戦が推移していることが伝えられ、しびれるような緊張感からは解放されてはいた。それでもすぐに出撃できるように、プラグス...
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第二十四話 決心

新第壱拾参使徒との戦闘報告は、一瞬の内に世界を駆け巡った。エヴァ2体の損失とエースパイロットの負傷。安全保証理事会は、事態の深刻さとそこから引き起こされるパニックを怖れ、この情報をトップシークレットとした。そして情報の発信を厳しく制限し、極...
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第二十五話 赤い瞳

ネルフが2体のエヴァを失ったという情報は、当然MSIのゲイツの元にも届いていた。戦いの中でそれなりの損害が出る事は予測の範囲である。その事実自体、彼にとっては自分の所有しているエヴァの商品価値を高める上で都合の良い出来事でも有った。しかし彼...
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第二十六話 偽りからの脱出

ゲイツの冬月への面会の申請は、この余裕の無い情勢にも関わらず意外なほど簡単に許可された。それは日頃の根回しのせいか、それともダンチェッカーの名前が効いたのかは分からない。だがそれはゲイツにとってどうでも良い事であった。ゲイツは、冬月に直接コ...
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第二十七話 死に至る病

アスカの取った行動は、リツコとダンチェッカーその二人と組んで、シンジの治療プランを立てることだった。基本的なオペレーションは全てBIACを用いて行われる。そのためアスカは、BIACのオペレーションに精通しなくてはならなかったのだ。BIACへ...
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第二十八話 出撃

BIACによる接続は、情報面での共有が主な物となり、情緒面に作用してくるA10神経接続とは異なっていた。そのため接続者の思考は良く情報化されるのだが、情緒的な物に対しては感度が鈍くなると言う特徴を持っていた。しかも直接脳の中に蓄積された情報...
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第二十九話 あふれ出る狂気

その奇妙な訪問者の姿を最初に見つけたのは、タイタンの外部監視カメラだった。砦の周りはすでに日は高く上り、焼きつくような日差しに陽炎が立ち昇っていた。まっとうな考えの者ならば外を出歩かないような時間に、その訪問者は少なくとも外からは何の変哲も...
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第三十話 終わらない苦痛……

10号機と使徒の戦いは、まさに圧倒的なものであった。遠距離からの精神攻撃しか出来ない新第壱拾伍使徒は完全に無視をし、10号機は先に進行してくる新第壱拾四使徒へと突進して行った。「お前はアスカをいじめた!」シンジの叫びとともに10号機は疾風と...