【完結】新世界エヴァンゲリオン

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第弐拾話 降り出した雨

<第二東京市中央駅>「ヒカリ!」避難民の雑踏の中、よく通る声がヒカリの名を呼んだ。ヒカリが振り返るとマナが手を振りながら走ってきた。「マナも第二東京だったの?」「ま~ね、しかし大荷物ね」ヒカリを上から下まで見た後感想を述べるマナ。おそらくか...
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第弐拾壱話 雷鳴

『………くん、………かりくん、………碇くん』それは懐かしい声。そうこの声は…「…シンジくん」「あ、はい加持さん」一声で起きるシンジ。「えらく寝起きがいいな?」僅かに驚きを浮かべる加持。「…優しく起こしてくれたんです」(…誰が、が抜けているぞ...
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第弐拾弐話 黎明

<ネルフ本部総司令執務室>「終わったな」「…ああ」二人は敵エヴァ殲滅の報告を受けたところだ。「後はゼーレの老人か」「…それも残すところキール議長ただ一人。時間の問題だ」淡々と話すゲンドウ。「………本当にいいのか、碇」深い心情を込め尋ねる冬月...
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第弐拾参話 求めたものは

<通学路>ヒカリは十分前から何度も繰り返している作業を続けた。すなわち、時計を見ることである。彼女の親友が遅刻することはよくある。だがそれは日常ネルフないし同居人絡みの事が多いので心配はしない。だが今朝は違った。先日の戦闘に伴う避難勧告が解...
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第弐拾四話 秋風に歌う

「シンジ、シンジってば」ゆさゆさと揺さぶられる感触。心地よいその声。シンジはゆっくりと目を開けた。開けた視界に彼が誰よりも愛する少女の顔が映る。「…アスカ? …おはよう」アスカは心配そうな表情を浮かべている。「おはようじゃないわよ、大丈夫?...
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第弐拾伍話 安息の時

「えぇ~~~~~!?」葛城家…もとい碇家に悲鳴が鳴り響いた。「行っちゃだめぇ!?」「そう」こともなげに答える葛城ミサト三十(ピー)歳。「誰よ! そんなこと言ってるのは!?」「アスカの上司で作戦部長のあたし」「ミサト…飢え死にしたいならそうい...
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終局 ヒトであるために

<ジオフロント結婚式会場>結婚式そのものは略式で行うということになった。もとよりどこかの神を信仰しているわけではない。だが、一応牧師なり神父を呼んで誓いの儀式を執り行うことになっていた。その件に関してはゲンドウが適当な人物を選ぶという話だっ...
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人物紹介

『極秘』と書かれたファイルを片手に向かい合ってコーヒーを飲む美女二人。ミサト「ねぇリツコ」リツコ「何ミサト?」ミサト「この話って二次創作である以上読者の方も人物設定ぐらい知ってるでしょ?」リツコ「そうね、だからこそオリジナルよりも書きやすい...
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外伝第壱話 冬の空に

<リツコの研究室>「先輩、昨日のテストの結果分析なんですが…」マヤは部屋に入るなり言った。が、そこに敬愛する赤木リツコ博士の姿はなく、代わりにその息子の姿があった。「シンジ君じゃない、どうしたの?」「どうもマヤさん。お邪魔してます」シンジは...
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外伝第弐話 本日は晴天なり

「さてと」動きやすい服装に着替えて戦闘準備を整えるリツコ。そろそろ40代に手が届こうかという年齢だが依然として外見に衰えはな。右手に持った掃除機がなんとも頼もしい。無論、巷にあふれる市販品などではありえない。リツコのお手製だ。リツコの製品に...