【完結】EVANGELION Destiny

【完結】EVANGELION Destiny

プロローグス 真25話「今、崩壊の時」

碇シンジという少年の決断。「君達には未来が必要だ」フィフス・チルドレン、渚カヲル。初めて自分を好きだと言ってくれた人。シンジの親友。そして・・・・人類を滅ぼす存在、使徒だった・・・。「ありがとう。君に会えてうれしかったよ」長い沈黙の後、第1...
【完結】EVANGELION Destiny

プロローグス 真26話「唯一冴えたやり方」

天空を飛来する9機の白いエヴァ。ネルフ本部とエヴァ弐号機の上を、獲物を狙うハゲタカの群のように旋回していた。「S2機関搭載型の全機投入か!老人達め、正気か?赤木君!初号機の方は」冬月はサブモニタを凝視したまま、リツコに尋ねた。「もうしばらく...
【完結】EVANGELION Destiny

第1話「幕引きと幕開けを」

ジェット音が、機内にも響いている。第三新東京市へ向かうVTOL重戦闘機の中。この中にはただ二人の男が乗っているだけだった。碇ゲンドウ。そして加持リョウジ。既に決着はついた・・・。だが、二人の顔は浮かない。「司令、今のお話本気なんですね?」何...
【完結】EVANGELION Destiny

第2話「三年後、そして」

時に、西暦2018年。極東の小さな島国、日本第三次首都移転計画・改定案、計画予定地第三新東京市市長室「市長、警視庁から室井管理官がお見えになりました」端末から流れる報告書に目を通していた、白髪を後ろに流した男が顔を上げた。「お通ししてくれた...
【完結】EVANGELION Destiny

第3話「再会」

PM7:04。第三新東京市市庁舎から1台の車が出てきた。ハンドルを握るのは、ゲンドウ。助手席にはシンジ。ゲンドウは、訪れることがないと考えていたこの瞬間を、ユイに感謝した。「本当にご苦労だったな、シンジ」とても穏やかな声だった。それは宇宙か...
【完結】EVANGELION Destiny

第4話「告白できない理由」

いまだ古風な横開き戸である教室の扉が締まり、シンジはしばらく一人になる時間ができた。彼は、1年半前を回想していた。それは、無意識下で行われた作業。(何故あの時のことが・・・。これから新しい始まりなのにな。それだけ鮮明で、僕の心を抉ったってこ...
【完結】EVANGELION Destiny

第5話「それぞれの決意」

惣流・アスカ・ラングレー、17歳。元エヴァンゲリオン弐号機パイロット、セカンド・チルドレン。彼女は気丈で、強く輝く太陽のような女性だ。しかし今、彼女は・・・泣いていた。その涙は、彼女が走っていることによって、彼女の耳を掠めて空中に散っている...
【完結】EVANGELION Destiny

第6話「ライバル、出現」

年代ものの赤ワインが、グラスに注がれている。だが、誰も手を付けずに黙したままの加持を見ていた。室井ケンジ、高榎ミチタカ、伊崎ユウタ。いずれもその道にかけてはスペシャリストであったし、もっとも信頼できる、味方となりる人材だ。だが、加持は悩んで...
【完結】EVANGELION Destiny

第7話「シンジ、悩みの向こうに」

第三新東京市を象徴するかのようにそびえる、市庁舎ビル。数年後、日本の頭脳中枢をなすであろう『MAGIオリジナルversion2.0』を中心に、職員90名で運営されている、市の行政機関である。少年は、夕刻、正面の階段を上り受付へ向かった。少年...
【完結】EVANGELION Destiny

第8話「波乱の、修学旅行」

「リツコはどう思うか?」市庁舎からさほど離れていないシンジが住むマンションの一つ上の階で、第三新東京市を動かしている三人の人間のうち二人が、会話をしていた。「あまり賛成できませんわ。危険はつきものです」「そうだな。俺としても賛成できることで...