evaff

【完結】求めていたもの

外伝1 NERV復帰の日

2年半ぶりに訪れたケージには硬化ベークライトに包まれて初号機が僕を待っていた。装甲のほとんどが傷つき中には完全に失われているところもあった。だが初号機自体は傷一つなくただ静かにそこに居た。LCLの補給も無くベークライトの中に密閉されていても...
【完結】求めていたもの

後書きというか雑記...

後書きというか雑感というか、なにかそんなもの使徒も戦いもない世界。綾波レイがその魂と引き換えに取り戻したサードインパクト後の群体としての不完全な人類の生きる世界。そんな世界を取り戻せたとして、そこで二人に幸せになって欲しかった。十代後半とい...
【完結】求めていたもの

第十話 求めていたもの

そもそも奥手のシンジは、女の子と腕を組んで歩くというだけのことが、こんなにも人目が気になり照れくさいものだとは思わなかった。道行く見知らぬ通行人達はほほえましそうに二人を見るだけだったが、同じ高校の生徒らしき人たちは、腕を組んで歩く二人に遭...
【完結】求めていたもの

第九話 夢から覚めて

いつもと同じ天井。アタシの部屋だ。気分的には上々の目覚め。ぐっすり眠れたみたい。たぶん昨夜の加持さんとの電話のおかげ。いつもと違うミサトの不在に不安を感じて眠れそうになかったんだけど、加持さんのおかげで気が紛れたんだと思う。それに・・・シン...
【完結】求めていたもの

第八話 走る衝撃

なかなか戻ってこないアスカを心配していたヒカリだが、いきおいよくドアをあけてミサトが教室にはいってくると、反射的に号令をかけてしまった。「起立!礼!着席!」ヒカリの声にあわてて自分の席に戻ろうと右往左往する生徒達。だがミサトは笑顔のまま、み...
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第七話 廊下にて

はたしてこの人は法定速度という言葉を知っているのだろうか、と疑問に思うほどのスピードで、青いルノーは第三新東京市を目指してハイウェイを激走していた。ルノーの前後に他の車両の影は見えない。が、間違いなくガードの車がミサトの車と同じ速度で付き従...
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第六話 二つの天井

いつもと同じ天井。アタシの部屋だ。気分的には上々の目覚め。ぐっすり眠れたみたい。たぶん昨夜の加持さんとの電話のおかげ。いつもと違うミサトの不在に不安を感じて眠れそうになかったんだけど、加持さんのおかげで気が紛れたんだと思う。ベッドの上で大き...
【完結】求めていたもの

第五話 虐殺の夜

自分一人分の夕食を作って、一人で食べて、お風呂に入って、アスカは一人リビングに座って考え込んでいた。なぜ謝るの?ミサトもリツコも・・・なにを謝るの?クッションを抱きしめる腕に力がはいる。わかんない。なにか変だよ。なんなの?・・・なんなの?・...
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第四話 緊張の夜

MAGIの警告音が鳴り響く発令所。コンソールの監視モニタ上の交点が移動を開始した。リツコの表情が硬くなる。時計は午後9時を示している。「予定より早いわね・・・なぜ?」一瞬の沈黙の後、無理を言って居残ってもらっているマヤに指示を出す。「マヤ。...
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第三話 自分の心

日曜日の当直はあまり嬉しくないのだが、マヤはご機嫌だった。夜勤あけの日向と引継ぎするとき、赤木リツコの姿があったからだ。先輩・・・今日はずっとここにいるって言ってた。うれしい。リツコがいる理由は判らない。でも居てくれる。それでいい。マヤにと...