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【完結】新世界エヴァンゲリオン

第拾四話 日々これ平穏

<葛城家リビング>「あーあ、暇ねぇ~」ソファにもたれてミサトが言った。次の瞬間、2対の視線に貫かれる。「さぼってんじゃないわよ!!」「暇なんだったら僕達に押しつけないで下さい!」アスカとシンジが文句を付ける。「ごみんごみん」ミサトは両手を合...
【完結】新世界エヴァンゲリオン

第拾参話 動き出す時計

<シンジの部屋>午前6時45分。シンジはベッドに腰掛けていた。台所の方からは今日も元気にアスカが働いている音が聞こえてくる。主人たるミサトはまだ布団の中で高いびきだろうか?いつも通りのほのぼのとした時間。だが今朝のシンジの顔は真剣だった。そ...
【完結】新世界エヴァンゲリオン

第拾弐話 棘と痛み

<通学路>ヒカリはいつもより少し早く待ち合わせ場所に着いた。腕時計を見る。あの二人が来るにはもうしばらくかかるだろう。そう思っていたのだが、予想より早く彼女は現れた。「ヒ~カ~リ~!!」ヒカリは走ってくるアスカという数カ月ぶりの光景を見て目...
【完結】新世界エヴァンゲリオン

第拾壱話 流れのままに

<ネルフ本部 展望ラウンジ>「サードインパクト。それが現実に起きたのか否か、断言できる者はいない。唯一それに答えられる人物、サードインパクトの要となったサードチルドレン碇シンジは何も語らず口を閉ざした。ただ、世界中の人々が何かが起こったと感...
【完結】新世界エヴァンゲリオン

第拾話 ココロの刻印

<心の補完、あるいはココロの補完>葛城ミサトの場合「あれ、あたし……確か死んだんじゃ……シンジくん?」ミサトはエレベータの前で立ち上がった。撃たれた傷を探るが痛みは感じないし血も流れていない。そもそもジャケットは身に着けた時のままで銃弾の跡...
【完結】求めていたもの

40,000 Hit記念 プロミス ファーストサイド(仮公開)

就寝前はいつもリビングのソファが定位置だ。宿題も終え入浴を済ませた後のこの時間はのんびりした気分でTVを眺めたり、雑誌や本を読んだりする。当番の日はややこの時間も短くなるのは仕方がないのだが、それでも1時間ぐらいは夜のこの時間を楽しむように...
【完結】求めていたもの

30,000 Hit記念 何気ない日常

あの夜から幾日過ぎただろう。アタシ達の生活は少しだけ変わってきた・・・。嬉しいことに、シンジが少しだけ積極的になった。もちろんそれはアタシから見ての判断。あのシンジのことだから、当人としてはものすごく積極的に行動しているつもりなんだと思う。...
【完結】求めていたもの

10,000 Hit記念 明日からは

その夜の葛城家のリビングルームには微妙な緊張感が漂っていた。いつものように夕食を食べ終え後片付けを済ませて、シンジとアスカは二人で並んでTVを見ていたのだが、実際には二人はほとんどTVに集中することができず、先ほどから互いの気配をうかがい続...
【完結】求めていたもの

外伝3 白きユリの君へ

高い天井の教会。壁にはいくつもの縦に細長いステンドグラスの窓。差し込む陽光がさまざまな色に染められて、真っ赤な絨毯を敷き詰めたるバージンロードの左右の席に居並び参列する正装の人々にふりそそぐ。正面の祭壇にはキリスト像を象った大きな十字架の前...
【完結】求めていたもの

外伝2 カチューシャ

9月。季節はすっかり秋・・・ではなく相変わらず常夏の第三新東京市。緩やかな気温の季節変動こそ戻りつつあるがそれでもなお日本は常夏の国のままであった。時刻は朝8時10分。朝のこの時間でも夏服姿で道行く人々の中にはうっすらと汗をかいている人も多...