evaff

【完結】雪が降った日に

第1話 再会

僕は、いつものように学校に向かうため家を出た。いくら着込んでいても、さすような寒さには勝てない。サードインパクトが起こり、それまで常夏の国だった日本も、地軸の移動により四季が戻ってきたそうだ。もっとも、僕はセカンドインパクトの前に生きてはい...
【完結】いつか再び出逢う君に

最終話

「ね……眠れない」 カーテンの隙間から朝陽が差し込む。ベッドで横になってるシンジだったが、その両脇にはユイとレイが寄り添って寝ていた。 学校でアスカやミサト達との再会後、シンジは碇家に戻って来た。その時、ユイは狂ったようにシンジに抱きつき、...
【完結】いつか再び出逢う君に

第六話

「それで、シンジ君。どうやって会うんだい?」「それなんだよね~」車を運転するシンジに助手席に座るカヲルが尋ねた。「考えたら母さんに会うのも気が引けるような……」「ユイさん、君が生きてる事を知ってから血眼になって探してるよ。勿論、碇司令もね」...
【完結】いつか再び出逢う君に

第五話

「定休日って本当に暇ですね~」「まぁだからこそ姉弟のコミュニケーションが取れるだろう?」マエカは煙草を咥えながら飛車を打つ。シンジは苦笑しながら香車を飛車の頭に打つ。「う……!」「存分に考えてください」「むむ~」冷や汗を垂らし、煙草を灰皿に...
【完結】いつか再び出逢う君に

第四話

年が明け、2018年となり1月17日、喫茶・福音は正月ボケ気味の人々で賑わっていた。「シン、宅配を頼む」 客に配膳をしていたシンジに奥の方でマエカが言ってきた。「はいは~い♪何処ですか~?」 愛想良く頷きながらシンジは準備をしようとロッカー...
【完結】いつか再び出逢う君に

第三話

「未練がましい奴」「う……」 マエカは半眼で睨み付けられている。日付は12月4日を示していた。「大体だな~、捨てたとか言っておきながら誕生日プレゼントを渡すか?」「あはは……」「しかも、それじゃあ生きてるってバレるじゃないか?」「まぁ分かっ...
【完結】いつか再び出逢う君に

第二話

「ふむ……」「あれ? どうしたんです、マエカさん?」 今日は喫茶・福音は定休日である。マエカはカウンターに座って何かの手紙を読んでいる。「なぁシン。すまんがお使いを頼まれてくれないか?」「お使い?」「ああ。第3高等学校にケーキを届けて欲しい...
【完結】いつか再び出逢う君に

第一話

2015年―――人類は紅い海から戻って来た。サードインパクトの全容はネルフがゼーレの行いを暴露し、今では研究機関として世界の科学技術を引っ張っている。綾波 レイ、惣流・アスカ・ラングレー、そして渚 カヲルは世界を救ったチルドレンとして英雄視...
【単話】望しもの

望しもの

戦いが終わりを告げた世界、エヴァも使徒も無くなり、ネルフもその存在をただの研究機関に変えようとする頃。すべての人々はLCLから帰還を果たし少し優しくなった世界……少年少女が欲した世界。人々はいつまでもその少年少女の記憶を刻んで生きている。望...
【完結】主よ、人の望みの喜びを/たらちめ

最終話

彼女は、早朝…外はまだ昏い…に目を覚ました。隣のベットの彼が眠っていることを確認した後、静かに自分のベットから下りた。気配に気づいて寄って来た大型犬に『静かに』と身振りで示し、耳の後ろを優しく掻きなでてやる。そして、猫科の動物のようにしなや...