evaff

【完結】My Beautiful World

第1話

それは同情ではなかった。ましてや、憐れみですらなかったと思う。銃を手に取る。弾倉はすでに目一杯だ。代えのマガジンをジャケットの内ポケットに忍ばせた時、胸に手が当たった。私は思わず、そのまま自分の鼓動を確認する。服の上からでも柔らかな感触ごし...
【完結】僕の目が君の目

epilogue:『幸福』

エピローグ終章物事の終わり終局 君の目が僕の目 ~幸福~ 赤い夕焼け静かなる時間 人気の無い場所 丘の上   第3新東京市が眼下に広がる静かな丘に二人の影があった 一人は栗色の髪を束ねている女性 一人は6~7歳くらいの黒髪の男の子 二人は丘...
【完結】僕の目が君の目

第六話『定命』

……寒い……  ……アスカ……  ……  ………ゴメン……… がちゃっ「はい、碇です。あ、お久しぶりです。え?はい、居ますけど……え?……はい、はい、はい!はい!わかりました!!」声が響く。静かになった部屋に。ヒカリの弾む声に私の不安は解消...
【完結】僕の目が君の目

第五話『終焉』

ぷるるるる電話が鳴っている。幸福な夢を断ち切る電話が鳴っている。眠い目を擦りながら僕は起きた。ぷるるるるる「う……ん……電話……?」「あ、ごめん、起きちゃった?」僕の肩に寄り添って寝ていたアスカも一緒にモーニングコールを受けたみたいだ。チラ...
【完結】僕の目が君の目

第四話『約束』

朝。気持ちの良い朝。昔は、こんな朝が迎えられるとは思っていなかった。暖かい朝日が窓辺から私の頬をなでる。背伸びをする。もう、傷は痛まない。一つだけ残して。でも、いいの。その代わりに素敵なものを手に入れたの。私にとって大切な大切なモノ。もうマ...
【完結】僕の目が君の目

第参話『鏡演』

ガたん ごトん「ここは何処?」ガたン ゴトん がたン私は電車の中にいた。モノレールではない、乗ったこともないクラッシックな電車の中で何故か座っていた。窓から差し込む夕日が眩しい。けど、熱を感じない。暖かみが無い。「あれ‥‥私‥‥目が見える‥...
【完結】僕の目が君の目

第弐話『自嘲』

事件から一週間が過ぎた。あれから僕とアスカの二人だけの生活が始まっていた。ミサトさんはリツコさんの所に住んでもらっている。アスカが僕以外の人とあまり接触したくないと言って、ミサトさんはアスカの気が済むのならと後腐れもなく出ていった。ミサトさ...
【完結】僕の目が君の目

第一話『盲目』

「いやぁぁぁぁぁ!!!」アスカの悲鳴。「アスカァ!!!」「痛い!痛い!!!」「くそぉぉぉ!!!」激戦の末、僕は使徒を倒した。だが、その代償は大きかった……。「う……そぉ……」「そ、そんな!何とかならないんですかリツコさん!!」思いも寄らなか...
【単話】Give me your smile.

Give me your smile.

Give me your smile.朝の柔らかな陽射しが、彼女の部屋を明るく変えていく。セットしておいた目覚ましは、仕事をする前に、彼女の手によって再び眠りについた。ファサ彼女は上半身を起こし、伸びをしながら気怠げなあくびをした。「ふぁ。...
【完結】すべての想いをこの一言に

後編

アスカ。今までありがとう。思い出を、ほんとうにありがとう。この気持ちにもっと早く気付けば良かったのにね。そうすれば、もっとたくさんの『ありがとう』を言えたのに。 (碇シンジの手紙より抜粋)すべての想いをこの一言に" Thanks For T...