アタシがシンジの手紙を受け取ってから季節はめぐる。
厳しい冬。
暖かい春。
暑い夏。
そして秋の訪れを感じさせる季節。
夏の終わりを感じさせる季節。
シンジの手紙を受け取った季節
初秋がやってきた。
既に下校のチャイムが鳴り廊下はシン、と静まり返っていた。
時折歩く生徒の足音が乾いた音を長い廊下に響かせ、寒々とした印象を与えていた。
そして静まり返った教室の中、アスカは担任と向かい合っていた。
担任は手元にある資料のようなものをちらちら見る。
そして、ふうとため息をつくと資料を手元に置き、再びアスカと向かい合う。
「どうしてもここに行くの?」
「はい!」
担任の残念そうな声とは正反対にアスカは短く、元気よく、そう答える。
「どうしていまどきアメリカの大学になんかいくの?
インパクト前じゃないんだから日本の大学がアメリカの大学に劣っているなんてことはないでしょう?
それにわざわざあっちに行かなくちゃ学べないことなんて特にないし。
あなたの学力なら第三新東京大だって余裕で狙えるのにわざわざレベル低い大学行くなんて。
せめてわけくらい聞かせてくれないかしら?」
その言葉を聞くとアスカは背筋を伸ばし、くいっと胸をそらす。
そして微笑みを浮かべ
幸せそうな表情で言った。
「はい!そこに私を待っている人がいるからです!」
二人でいるために
第1話「親友」
そして明くる日。
アスカが帰り支度をしていると一人の男子生徒が近付いてきた。
「ねえねえ、惣流さん。
二者面談どうだった?」
「べつに」
アスカは相手の顔も見ず、手も休めることなくただ一言そう言った。
それでも男はめげずに話し掛けて来る。
「俺さ、第三新東京大にいくことにしたんだ。
先生にそう言ったら難しいですよって言われたけどまあ、なんとか頑張ってみるつもりだよ」
「あっそ」
「もちろん惣流さんも第三新東京大にいくんだろ?
俺、惣流さんが行くからそこに決めたようなものなんだよ」
「おあいにく様。
私そこには行かないの」
「えっ、どうして?
惣流さんの成績なら第三新東京大だって余裕で狙えるだろ?
どこいくの?」
「あんたに関係ないじゃん」
「それはそうだけどさ。
ほら、やっぱりクラスメートとしては気になるしさ
教えてくれるくらいいいじゃん」
「もう、うっさいわね。
アタシもう帰るの。
そこどいてくれない?」
睨みを聞かせた声でアスカがそう言うと男子生徒はあっけなくどいた。
その時になってアスカは初めて男の顔を見る。
たしか同じクラスの吉田とかいうヤツだったかな、とアスカは思った。
あの日以来、周囲のアスカを見る目はがらりと変わった。
女子からは羨望と嫉妬のこもった視線を浴びせられ
男子からは好機の視線で見られる。
以前は見向きもしなかった自分が今では歩くだけで注目の的だ。
毎朝靴箱にラブレターが詰まっていることなど日常茶飯事で告白されたことも何度もある。
しかしアスカはそういった外見でしか自分を判断しない連中など眼中になかった。
アスカの心にはシンジが住みついているのだから。
靴を履いて校門へ向かおうとすると後ろから自分をよぶ声が聞こえた。
この声はさっきの吉田の声だ。
そう思ったアスカはその声のする方に振り向くことなく歩を進める。
若干普段よりも速めのペースで歩いていると校門を出た辺りで吉田が追いついてきた。
「はあ、はあ、やっと追いついたよ。
呼んだんだけど聞こえなかった?」
「聞こえたわよ」
「あれっ?じゃあ、無視されちゃったんだ。
惣流さんは冷たいなぁ」
馴れ馴れしいその声を聞いているだけでアスカはどんどん不機嫌になっていく。
不機嫌という風船が自分の中で急速に膨張するように。
「ねえねえ、惣流さん。
アメリカの大学に行くっていう噂あるけどあれホント?」
「だったらどうだって?」
アスカはあからさまに不機嫌な声をだし、横目でにらみながらそういった。
その視線と声にたじろぐことなく吉田は相変わらずの軽い喋り方で話し掛けて来た。
「でもどうしてアメリカの大学なんかに行くの?
わざわざあっちに行かなくちゃならない理由でもあるわけ?」
「うっさいわね、アンタに関係ないでしょ!」
アスカはそれまで張り詰めていたものが張り裂けたように大きな声を出す。
しかし、吉田はそれにもたじろぐことない。
逆に一歩アスカに近付き、さっきまでとは違う真剣な表情をした。
「碇が・・・・・いるからか?」
碇という単語に反応したアスカは驚きの表情を浮かべたまま吉田の方に振り返った。
吉田は悔しいとも悲しいとも取れる表情をしていたが、視線を落とし、重みのある声で俯きながら話し始めた。
「惣流さんは覚えてないかもしれないけど、俺さ中学の時惣流さんと同じクラスだったんだ。
俺、俺・・・・惣流さんをはじめてみた時からずっと好きだった。
だからいつも傍にいた碇が羨ましかった、妬ましかった。
でも正面きって言えるほど勇気なかったしいつも横目で惣流さんのこと見ていた。
3年になって碇がアメリカに行くって聞いたときは正直うれしいと思った。
これでライバルが減るって。
でも高校に来て惣流さんを見た時自分の目が信じられなかった。
中学の時とは全く違った容姿になっていたし、何よりあのころのように輝いてなかった。
そうなったのはやはり碇がいなくなったからかなって思ったらなんだか悔しくて・・・・・」
「勝手なこといわないでよ!」
吉田の独白を遮り、アスカが大きな声でそう言った。
そして左手を腰にあて、右手の人差し指でびしっと吉田を差す。
「ずっと好きだったってぇ?
ハン!笑わせんじゃないわよ。
アンタが話し掛けて来たのごく最近のことじゃない。
それまではアタシなんか見向きもしなかったくせに。
アタシ、人を外見で判断する連中が一番嫌いなのよね」
「ずっと好きだったって言うのは嘘じゃない!
ただ、ちょっと前の惣流さんはどちらかというとみんなに避けられていたから、惣流さんに話しかけたらみんなに嫌われるかもしれないって・・・・」
「笑わせんじゃないって言ってるでしょ!
本当にアタシの事好きなら嫌われるの覚悟でアタックしてきなさいよ。
そんなことも出来ないくせに好きだなんて寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ。
え?どうなのよ!
なんか言ってみなさいよ」
そうアスカに押し切られてしまうと吉田は黙ってしまった。
ばつが悪そうな表情で俯いてしまう。
何か言い出そうと唇を僅かに動かすがそこから声が発せられることは無く、吉田はただ唇をかみ締めるだけだった。
吉田は何も言えない自分がたまらなく無力だと感じていた。
絶対だと思っていた自分の思いでさえもこうしてアスカに言われるだけでもろくも崩れ去ってしまう。
自分の思いはそんなものじゃないはずだ。
と、必死に何か言おうと言葉を捜すが適当な言葉は見つからなくただその場にたたずむことしか吉田には出来なかった。
「じゃ、アタシ帰るわ」
勝ち誇った表情のままアスカがくるりと振りかえるとアスカの背後からぼそぼそとした吉田の声が聞こえてきた。
「・・・・・・・なよ」
「何だって?」
「・・・・・・くなよ」
「聞こえないって言ってるのー!
あんたも男なら大きな声ではっきり言ったらどう?」
そう言うアスカの声は実に卑下した口調であったが吉田は切羽詰ったような表情でアスカをきっと睨みつけた。
「行くなよ、行っちゃダメだ!」
「どうしてあんたにそんなこと言う権利があるのよ?」
「だって、だって、惣流さんを日本においてアメリカに言ってしまうようなやつに惣流さんを幸せに出来るはずが無い!
俺なら、俺ならきっと幸せにして見せる。
だから!」
「アンタじゃ無理なんだって。
だってアタシ、アンタのこと嫌いだもの」
「どうしても行くっていうのか?」
「だから関係無いでしょ」
ヒートする吉田と冷静なアスカの構図はどちらが振りなのかは一目瞭然だった。
激しい口調でアスカに迫ってもアスカは冷静にそれに対して反論する。
それが何回か繰り返される内にやがて吉田が再び黙ってしまった。
「あれれ?もう終わり?」
そういってアスカは吉田の顔を覗きこむ。
悔しそうな顔をしている吉田を見てアスカは満足そうな表情をすると再び自分の家のある方向へと歩いていく。
そしてその時、突然背後から大きな声が投げかけられた。
「碇のところに行くって言ったって惣流さんは碇のこと好きかも知れないけど肝心の碇はどうなんだよ?
碇は自分のこと好きだって自分に言い聞かせているだけじゃないのか?
碇の言った事を何か勘違いしているんじゃないのか?
あっちに行ったのは言いけど、もし行って碇に恋人がいたらどうするんだよ。
碇がもうあんたを求めていなかったらどうするんだよ?
その時はおめおめと日本に戻ってくるのか?
偉そうなこと言っておいて戻ってくるなんて情けない話は無いよな」
一気にまくし立てるように吉田はそう言った。
興奮していたのだろう、肩を大きく上下させながら激しく呼吸をしていた。
少し落ちついてきたところでアスカを見てみるとアスカは黙ったままその場に立ち尽くしていた。
いつまでたっても言い返してこないのと、怒りに任せてひどい事を言ってしまった事に対して吉田はせめてアスカの反応を聞こうとアスカの肩を叩いた。
「あの、惣流さん・・・?」
アスカは顔を真っ青にしたまま震えていた。
自分の思ってもいなかった事、いや、考えたくなかった事を言われアスカはその事に対して恐怖していた。
がたがたと震えるアスカにかける言葉の一つも見当たらない吉田は「それじゃっ」と小さな声で呟くとその場から逃げるように去っていった。
一人、残されたアスカはさっき吉田に言われたことが頭の中で周り、めぐっていった。
薄々、自分でも考えていたがそれは無いと、最初からその事は否定した。
シンジがアタシを嫌いなはずがない。
シンジはきっと待っていてくれる、と。
しかしそれは全てアタシの思いこみなのだ。
最初の手紙にはアタシに対する好意のような事が書いてあったが何しろあれから季節が過ぎている。
何しろ、あの後もシンジから何通か手紙が届いたけどそれらは全て自分の身の回りの事ばかりで好意を匂わせた言葉は一言もかいてなかった。
ひょっとしたらシンジは今恋人がいるかもしれない。
今まで、そんな事が頭をよぎってもそれはないと思ってきた。
しかし本当にそれはないのだろうか?
シンジにその事を聞くのが手っ取り早いがそんな事聞けるはずが無い。
アタシがいらない、なんて事を。
自分がシンジから必要とされてなかったらアタシはどうしたらよいのだろう。
日本ではアタシを必要としてくれる人もいない、私のいるところも無い。
おまけに思い出したくも無い過去の出来事のあるこの場所からは一刻も早く逃げ出したい。
だから、シンジならアタシを受入れてくれる、私のいるべきところがそこにあるはずだ。
と、そう考えた。
だからこそシンジに会う為に頑張ってきたのだ。
けれどそれは全てアタシ自身の思いこみ。
シンジにその事を確かめた事なんて無いくせにアタシはずっとこれまで自分の思いこみだけで突っ走ってきたのだ。
深く考えずにすぐ行動してしまうところは昔から変わってない。
生まれ変われたと思っていても結局昔と何も変わってなかったのだ。
外見も中身も、何もかも全て。
ふう、とアスカは一つ大きなため息をついた。
そのため息と伴に今、自分の中にある気持ちも吹き飛んでくれるかと思ったがそんな事とは関係無く自分の中にある不安や悲しみといった感情はどんどん大きくなって行くような感じをアスカはおぼえた。
その感情に押しつぶされそうになった時、アスカは丁度自分のアパートの前にいることに気づく。
思い足取りのままゲートをくぐり、中に入る。
自分の部屋の鍵を空け、郵便を受け取ると数通の封筒を持ったまま部屋の中に入っていく。
部屋の明かりをつけ、シンジから手紙が来てないか1通、1通丁寧に確認する。
残念ながら今日はシンジの手紙は見当たらなかった。
今、シンジの手紙を読めれば安心できるような、そんな感じがしていた。
しかし肝心のシンジからの手紙は無く、アスカの心は揺らぐばかりだった。
ふらふらとした足取りでベッドに向かいそのままベッドに倒れこむ。
「辛いよ、苦しいよ。
・・・・・・助けて
・・・・・・・誰か
・・・・・・・・・・お願い」
そして、その時。
そのアスカの叫びを聞きつけたように電話のコール音が鳴り響いた。
それが誰であるかはわからなかったが、アスカはそれに引きつけられるように電話を取る。
それがシンジであることを願いながら。
「もしもし・・・・・」
「もしもし、アスカ?
私よ、ヒカリ。
覚えてる?」
「ヒカリ!?
どうしたの、久しぶりじゃない」
思わぬ親友からの電話でアスカは驚きの声をあげた。
今まで連絡など一つもなかった親友からいきなり電話があったのだ、驚くなというほうが無理かもしれない。
アスカはホッと息をつき体から力が抜けるような感じを覚えた。
むしろ、シンジじゃなくてよかったかもしれない、と一瞬アスカは思った。
「前に碇くんから手紙もらった時にねアスカの住所と電話番号教えてもらえるように頼んでたのよ。
でね、この間来た手紙に電話番号が書いてあったから早速掛けたの。
でもすごいわねー、一発で繋がるなんて。
アスカのことだからなかなか繋がらないかと思ってたんだけど。
ねえ、アスカは元気?
私は相変わらずだけどさ。
って、アスカ・・・・・・・アスカ?」
興奮気味に一気にまくし立てたヒカリだったがアスカはヒカリの声に答えない。
喋るのを止めて受話器に集中してみるとそこからは・・・・・・
「ひ・・・・ひっく・・・・・
ヒカリ・・・・・・ヒカリ・・・・
アタシ・・・・・アタシ・・・・
助けて・・・・・・助けてよぉ」
消え入りそうな小さな声ですすり泣くアスカの声が受話器から聞こえてきた。
アスカの言葉に驚いたヒカリは驚きを隠せず、受話器を掴みながら叫ぶような声を上げる。
「ちょ、ちょっとアスカどうしたの?
助けてって、何かあったの?
ねえ、アスカ、アスカったら!」
「じ、実はね・・・・・・」
アスカは涙声で語った。
シンジから来た手紙で立ち直れた事。
いまじぶんはシンジの行っている大学を受ける為に勉強している事。
でも、シンジが自分の事をどう思っているかわからないので不安なのだという事。
もし、シンジに恋人がいたら自分はどうしたらいいのかわからないという事。
そして、いま自分はどうすればいいのかわからないという事。
ヒカリは黙ってアスカの話を聞いた。
アスカも一通り言うと落ちついたのか、最後のほうでは泣き声も止んでいた。
アスカが言い終えるとヒカリは一呼吸置き、
「大丈夫よ!」
と、自身満々にそう答えた。
「・・・・そ、そうかな?」
それに対してアスカの返事は不安に満ちていた。
「心配ないったら!
碇くん鈍いからアスカが不安になるのも無理無いけど、碇くんは絶対アスカのこと嫌いになったりしないわよ。
それに絶対碇くんだってアスカのこと好きよ。
間違い無いって!
私が言ってるんだから、ね」
「でも・・・・アメリカに恋人がいるかも」
「アスカ、碇くんから恋人が出来たって今まで言われたことあった?」
「ない・・・・・」
「なら大丈夫よ!
なんなら碇くんに聞いてみれば。
恋人いるの?って」
「でも、そんなの怖くて
・・・・・・聞けない・・・・・」
アスカが今にも再び泣き出しそうな声でそう言うとヒカリは一呼吸置いてすうっと大きく息を吸いこんだ。
「しっかりしなさい!
あなたは惣流・アスカ・ラングレーでしょうが!
アスカならアスカらしくもっと自分に自身持ちなさい!」
「ヒカリ・・・・・・」
「あなたがそんな弱気でどうするの!?
そんな弱気なアスカじゃ碇くんは相手にしてくれないわよ。
碇くん何のためにアメリカまで行ったと思ってるの?」
「何のためって・・・・・?」
アスカが驚きを交えた疑問の声を上げるとヒカリは今までとは対照的に声を落ちつかせると静かな、やわらかな声で話し始めた。
「碇くんねずっとアスカのこと看病していたのよ。
アスカが寝ている間ずっと。
碇くんがネルフの後を継ぐって言い出したのはアスカの為なのよ。
碇くん言ってた。
今のままの自分じゃアスカに会う資格はないって。
もっと自分に自信をつけてアスカに会うんだって。
アスカの傍にいてもいいような、そんな男になるんだって。
碇くん、日本を発つ時に私たちにそう、言ってた。
だから、アスカも信じてあげて。
碇くんの事好きなら」
「うん」
少しの沈黙の後のその言葉には柔らかな微笑みが混じっている、と電話越しにヒカリは思った。
「ごめんね、アスカ。
なんかキツイこと言っちゃって」
「気にしないでヒカリ。
私ヒカリに言われてとても嬉しかった。
あんな事言ってくれるのヒカリ以外にいないもの。
本当にありがとうヒカリ」
「何言ってるの?
私達親友でしょ?
親友の事心配するの当たり前じゃない」
「そうね」
「アスカ。
前と比べてずいぶん変わったね。
碇くんの事好きだって認めるほど素直になれて。
ほんと、よかったね」
「アタシがシンジを好きだって事に気づかせてくれたのも
死んだような私に生きる意思を与えてくれたのも
エヴァで私の命を助けてくれたのも
みんな、みんなシンジのおかげなの。
だから、私はほんの少しでもシンジに恩返しがしたい。
それが私の望み」
「その気持ち忘れないでよ!
今度泣きついて来たって私知らないからね」
「大丈夫よ。
もう。
そう言えば、ヒカリのほうはどうなっているの?」
「どうって何が?」
「とぼけてもムダ、ムダ。
鈴原のことよ」
「え、えっ、鈴原・・・・・
えっと、それは・・・・そのぉ・・・・・」
「さーて、今度はヒカリの番ね。
今夜は寝かさないわよ」
「アスカ、許してよぉ」
その夜、アタシは久しぶりに心の底から笑った。
こんな楽しい時間を過ごすのは何年ぶりだろう。
アタシはヒカリという親友がいることを誇りに思う。
アタシと一緒に笑ってくれて
アタシと一緒に悲しんでくれて
アタシを怒ってくれる
こんな素晴らしい友人は世界中捜してもいないとアタシは確信できる。
そして世界中の人に向かって自慢できる。
この人がアタシの親友です、って。
アタシはヒカリがいることに心の底から感謝していた。
そして、アスカとヒカリの笑い声が夜空に響き渡る。
星達はゆっくりと動き、ゆっくりと時を、そして季節を刻む。
もう少しで秋。
そして冬。
そして、再会。