「大事な話があるの、ついてきて。」
僕はいわれたままに彼女の後ろについていくことにした。
何故アスカはこの学校に来たのか。
そんなこと決まってるよね。
僕に復讐しに来たんだ・・・
そうに決まってる・・・
そうじゃないと、アスカがここに来た理由がわからない。
もし、仮にそうではなかったとしても、もう彼女の目に僕は映らないはずだろう。
だが、現に彼女について来いといわれたんだ。
つまり彼女は僕に復讐しに来たといって間違いなさそうだ・・・
僕はどんな仕打ちにも耐えなければならないだろう。
たとえそれで壊れたとしても・・・
彼女を壊したのは僕なのだから・・・
たとえ彼女に好意をもっていたとしても、あんなことをしてしまったんだ。
伝えようとしたところで、笑いものにされるだけだ。
この気持ちは、心の底に押し殺してしまおう・・・
そうしなければまた彼女を傷つけることになってしまう・・・
そう・・・僕には彼女の傍にいる資格がないんだ・・・
押し殺してしまおう・・・心の底に・・・
おしころしてしまおう・・・こころのそこに・・・
オシコロシテシマオウ・・・ココロノソコニ・・・
そのとき突然僕の脳裏にあのときの出来事がフラッシュバックした。
医療機器の音だけが聞こえる室内。
ベッドに寝かされた少女と、横に立っている少年しかいない。
少年は何かを言いながら少女を激しく揺さぶっている。
少女からの反応はない。
少年の言葉は叫びにかわっていた・・・
そして、少年は力任せに少女を引き寄せた。
少女の胸元がはだけた。
はっとする少年。
その直後、何のためらいもなく病室のドアにロックをかけて、自分の欲望のままに身を任せた・・・
『最低だ・・・俺って・・・』