第1話 再会

僕は、いつものように学校に向かうため家を出た。
いくら着込んでいても、さすような寒さには勝てない。

サードインパクトが起こり、それまで常夏の国だった日本も、
地軸の移動により四季が戻ってきたそうだ。もっとも、僕は
セカンドインパクトの前に生きてはいないのだから、この目で
見ているわけじゃないけれど。

高校に入り、僕のまわりを取り巻く環境はがらりと変わった。
中学卒業と同時に、ミサトさんのマンションを出て、一人暮らしをはじめた。
でも、3バカトリオは健在で、トウジとケンスケも同じ学校に入った。
委員長は、トウジの近くに居たいがために、レベルを下げてこの学校に入った。
そしてアスカは、ドイツへ帰ってしまった。最後に彼女から聞いた言葉は、
「もう二度と私に近寄らないで。存在自体うざったいのよ!!」
あれだけの事をしたんだから、当然といえば当然か・・・

綾波はカヲル君とともに、LCLの海へ帰っていった。このことは2人にとって
最善の策だったのだろう。この世界を隔てた遠い世界から見守ってくれていると
僕は信じている。

 

シンジが校門をくぐったとき、不意に頬に冷たい感覚を覚えた。
「雪だ・・・」
その真っ白な雪は、少年に深い絶望を与えた・・・
「アスカの肌も、こんなに白かったよね・・・」

 


 

教室に入ると、トウジとケンスケが声をかけてきた。
「おはようさん。何やシンジ、朝からけったいな顔しくさって。」
「なんでもないよ・・・」
「ところでさ、シンジ。今日転校生がくるらしいぞ。なんでも、
帰国子女で、14歳のときに大学を卒業してるって言う怪物らしいぜ。」
「怪物って・・・男なんか?」
「トウジ・・・俺が言いたいのは、怪物級の天才ってことで、別に男とは言ってないだろ。
それに、今度の転校生は女らしいぜ。」

 

そこまでいったとき、ケンスケははっとしてシンジのほうを見た。
その顔は明らかに、先ほどよりも沈んでいる。
トウジがケンスケに耳打ちをする。
「シンジのやつ、惣流のこと思い出したんとちゃうか・・・?」
「ああ・・・そのことなんだけどさ、昨日親父のパソコンいじってきたんだけど、
どうも、その転校生は惣流らしいんだ。ただ、今シンジに言ってしまうのは
まずいような気がして。」
「そやなぁ・・・確かに今シンジに言ってまうと、錯乱してまうかも知れへんなぁ。
へたすりゃけが人が出るかもしれん・・・」
周りからはそう見られては居なかったが、トウジやケンスケから見て、
シンジとアスカはお互いに惹かれあっていた。ただ、2人ともあまりにも不器用なため、
お互いを傷つけることしかできなかった。
「惣流がドイツに帰るって聞いたとき、シンジのやつなんていったと思う?『絶対に帰らせない』
だぜ。あのおとなしいシンジが、親父さんに殴りかかったんだから、相当苦しんでたんじゃないか
な。」
「ケンスケ、過去形にはまだできん。現にさっきの話で惣流のことを思い出してからのシンジの
顔みてみぃ。使徒と戦ってたときでさえあんな顔せえへんかった。」

 

トウジがそこまでいったとき、チャイムが鳴った。
それと同時に教室のドアが開く。
「起立、礼、着席。」
担任は教卓に手をつくと、皆に向かっていった。
「今日は転校生を紹介する。はっきり言って、かなりの美人だから、男ども!!絶対に
襲うなよ!!」
教室中が爆笑した。
だが、シンジはまったく興味がないといった様子で、
机に突っ伏していた。
「はい、入ってきなさい。」
そして、その少女が入ってきたとき、教室中の目は彼女に釘付けになった。
少女は別段気にすることなく、教壇に上がり、黒板に自分の名前を書いた。
そして、ひとつ深呼吸をして、自己紹介をはじめた。
「ドイツから来ました。惣流・アスカ・ラングレーです。よろしく。」
彼女がそういった瞬間、シンジは驚いて顔をあげた。
「ア・・・アスカ・・・?」

 


 

またむちゃくちゃな文章を書いてしまいました。しかも連載(予定)。
玉砕覚悟で書きます!!とりゃ!!

あとがきになってない・・・